2010.11.12 Friday
高齢者の転倒防止について
高齢になると、足腰が弱って、出来ていたことができなくなることが多くなってきます。
結果として、転倒が多くなり、転倒イコール骨折となります。
こうなると、入院、痛みとますます動かなくなる傾向となり、またまた、転倒し易くなります。
次に、転倒の多い場所を見てみると、多くが屋内で起きています。
またその発生場所は、階段や滑りやすい浴室のように誰もが危険と感じるような場所ではなく、寝室、居室、台所のように、日常で最も活動的に、頻繁に利用する場所が多くなっています。
すなわち 「居室や台所では、空間を移動する以外にも、テレビの映像や音、机や台の上に置いてある様々なものなど、注意を向けるべき対象物がたくさんある。このような状況で歩行に注意が向けられないことこそ、転倒の主たる原因」といわれています。
このようなことから、転倒予防のために、ただ単に運動トレーニングを繰り返すだけではなく 「野菜の名前を出来るだけたくさん思い出して口に出す」など、「ステッ
プ運動」のように、複数課題を同時に行うようなトレーニングが必要なのです。
もちろん運動トレーニングは、楽しいこと、継続できることが大切な要素です。慌てる事はありません。ゆっくり、楽しく、年を重ねましょう。
《完》
【心と体のリハビリ 第12回】
シティーメイトH22.11掲載(記事 理学療法士科 今在家先生)
神戸医療福祉専門学校 三田校 TEL 0120-511-294
結果として、転倒が多くなり、転倒イコール骨折となります。
こうなると、入院、痛みとますます動かなくなる傾向となり、またまた、転倒し易くなります。
次に、転倒の多い場所を見てみると、多くが屋内で起きています。
またその発生場所は、階段や滑りやすい浴室のように誰もが危険と感じるような場所ではなく、寝室、居室、台所のように、日常で最も活動的に、頻繁に利用する場所が多くなっています。
すなわち 「居室や台所では、空間を移動する以外にも、テレビの映像や音、机や台の上に置いてある様々なものなど、注意を向けるべき対象物がたくさんある。このような状況で歩行に注意が向けられないことこそ、転倒の主たる原因」といわれています。
このようなことから、転倒予防のために、ただ単に運動トレーニングを繰り返すだけではなく 「野菜の名前を出来るだけたくさん思い出して口に出す」など、「ステッ
プ運動」のように、複数課題を同時に行うようなトレーニングが必要なのです。
もちろん運動トレーニングは、楽しいこと、継続できることが大切な要素です。慌てる事はありません。ゆっくり、楽しく、年を重ねましょう。
《完》
【心と体のリハビリ 第12回】
シティーメイトH22.11掲載(記事 理学療法士科 今在家先生)
神戸医療福祉専門学校 三田校 TEL 0120-511-294
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