「よくできる子」=「よく努力している子」

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     子どもを指導する大人として、強く思うことがあります。
     それは「あの子はよくできる」と言われているほとんどの子どもが「よく努力している」ということです。才能や環境に支配される要素もありますが、例えば受験勉強では、やっぱり努力した順に報われていきます。本番だけ神が降臨することはありません。
     どの分野でも共通していますが「上位のゾーン」にいる人たちは努力の重要性を理解しています。ところが「まん中ぐらいのゾーン」にいる人は、上を見上げて「あいつらやっぱりすごいなあ」って勝手にあきらめています。
     本当のトップは別にしてトップレベルと中堅レベルの人との差はそれほどありません。
     ところが、指導する大人もまちがえることがよくあります。

     甲子園で優勝した木内監督が初めて甲子園に出たときの名言です。
    「甲子園って、すごい選手の集まりって思ってたけど、練習見てたら、すごいのは一握りで、あとは普通の子ばっか。ああ、もっと早く気づけばよかった。わかっとけば10年早く出られたのになあ。誰も教えてくれねえし、しまったなあ」

     私はときどき生徒さんに「勉強でもスポーツでも一流って言われている人たちと真剣に戦えるまで努力しなさい。負けることの方が多いけど、油断したら足元すくわれるって思わせなさい。それは相手が認めたことであり、いずれリスペクトされるようになります」って言ってます。

    【おかあさん、深呼吸しましょう 第157回】
    シティーメイト2019.05月号掲載
    北神進学教室 TEL 078-951-7772

    見える成長、見えない成長

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       子どもの成長について、今回は「心の成長」を含めて書きたいと思います。
       一人の子どもの成長を見ていくと、例えば「学力の成長」や「身体の成長」は数値化したり、他者との比較が容易なので、現在の評価、今後の目標設定などには有効な材料になります。
       反面、難しいのは「心の成長」の見極めになります。「心」の部分なので、目には見えません。
       基本的にはゆるやかに成長しますが、ひとつのきっかけで急落することもあります。学力・身体・心の成長がいずれも同様に比例線のように右肩上がりに伸びてくれればありがたいのですが、そういう訳にはいかないもので…。
      「勉強は優秀だけど、人間的にちょっとねえ」とか「みんなに好かれる優しい子ですが、勉強の方がもうひとつで」といった子どもはたくさんおられます。これは、全ての分野でバランスよく成長してくれる子どもは、きわめて少数であるということです。
       すなわち、このような子どもがおられるのは必然であり、そのことでお母さんが悩まれる必要はないということです。解決策は様々にありますが、
      「子どもの成長速度はアンバランスであり、すぐに見えるところ、なかなか見えないところなど多岐にわたる」とだけ理解してくだされば十分です。「見えるところ」だけで判断すると、けっこう失敗してしまいます。


      【おかあさん、深呼吸しましょう 第156回】
      シティーメイト2019.04月号掲載
      北神進学教室 TEL 078-951-7772 

      自分の努力を記憶しておいてください

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         高校受験において、すでに進路の決まった方、保護者の方、おつかれさまでした。
         入試を直前に控えた生徒さん、保護者の方、最後までベストを尽くしてくださいませ。
         とくに、受験生のみなさん、これから合格発表までの数日間は、自分の人生の中でも重要な出来事が連続します。
         自分は何を考えて、どんな努力をしてきたか、しっかり記憶しておいてください。
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         よく、受験生の方から「入試に出そうなポイントは」と、たずねられます。
         ヤマをはるような勉強はどうかとは思いますが、ひと言だけ・・・
        ○英語…つづりを正確に書かせる単語のメジャーなところ。
        月、曜日、数字(序数と基数)、ファミリーツリー(家系図)、不規則動詞、複数形は最終チェックをしてください。
        ○理科…物理、化学、生物、地学から、ほぼ25点均等に出ます。その中で生物は、動物、植物、人体に大別して、この中から1つか2つ出ます。
         地学は、天体、気象、地質に分けて、この中から1つか2つ出ます。複雑な計算は捨ててもよいので、今まで使ってきたノート、ワークをパラパラと見ておいてください。
        ○国語…漢文の書き下し文、返り点だけチェックしてください。
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         自分の努力に納得できれば、それで十分です。がんばってください。



        【おかあさん、深呼吸しましょう 第155回】
        シティーメイト2019.03月号掲載
        北神進学教室 TEL 078-951-7772

        「むだな努力」はありません

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           子どもに勉強を教えていると
          「もっと要領よくやれよ」
          「それはむだな努力やなあ」
          と思うことがよくあります。  こちらが真剣になればなるほど、この思いは強くなります。
           そのようなとき、以前なら「これは、こうやって」と踏み込んで指導していました。
           しかし、ようやくわかってきたのですが、たしかに理論とか解法などを教えるのは指導者の責任になります。
           ところが、完全に自分のものにするには、本人の努力しかありません。試行錯誤、創意工夫の余地を意図的に残しておくことも重要なことになります。
           例えば、私たち大人が学生時代に身につけた「よい学習方法」というのは、その前段階で何通りかの試行錯誤があり、最終的に「このやり方がいい」とたどり着くまでに、多くの時間を費やして得られたものだと思うのです。それは工夫とか努力を経て身につけたものなので、今でも覚えているのです。
           すなわち、子どもにとっての「よい学習方法」とは、いろんな勉強方法を試みて、むだな部分をそぎ落として、残ったやり方であり、それが「ベスト」になるのです。
           大人目線で「むだ」に見える努力も、そのプロセスにおいては、必要なこともある、とご理解ください。


          【おかあさん、深呼吸しましょう 第154回】
          シティーメイト2019.02月号掲載
          北神進学教室 TEL 078-951-7772

          子どもの悩み→頭の中で相づちを打つ

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             あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
             子どもが小中学生ぐらいのとき、たまにですがお母さんに悩みを打ち明けたり、相談をもちかけることがあると思います。そのとき、お母さんはどのような返事をされていますか。というか、子どもはお母さんに何を期待しているのかを理解する努力をされていますか。
             今回のポイントになりますが、悩みの内容、子どもの能力や経験、これまでの親子関係などを加味した上で、子どもの本心が
            ①聞いてほしいだけ 
            ②具体的な解決策がほしい 
            ③自分の考えは正しいのか…など、どのレベルなのかを大人がある程度理解しておく必要があります。
            「社会に出たら、もっとイヤなことがたくさんあるから」みたいな返事では効果はゼロかマイナスです。子どもは大人の嫌な話しを聞きたいのではありません。
             さらに、子どもの悩みや相談は、いずれ時間が解決してくれることであったり、お母さん一人ではどうしようもないことだったりします。
             そこで、子どもの相談にこたえるときは、まず頭の中で相づちを打って、少し間を置いて、視線を固定して
            「そうかあ、大変やったんや」「きびしいなあ、どうしようか」「時間がかかるけど、しゃあないなあ」みたいなふわっとした返事をしてみてください。
            母親への信頼度はけっこうアップします。

            【おかあさん、深呼吸しましょう 第153回】
            シティーメイトH31.1月号掲載
            北神進学教室 TEL 078-951-7772

            「序列」に負けるな

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               この半年間、多くの現役高校生と話しをする機会がありました。そのとき、強く感じたことを書きたいと思います。
               大学受験について、いわゆる進学校の生徒さんは努力もたくさんしていることに加え、目的意識、プライドもあり、多少の困難からは逃げません。この点に関しては想像通りでした。
               私がショックを受けたのは、ここからです。いわゆる中堅校に通われている生徒さんと同じような会話をしたところ
              「ウチの高校からは国公立にほとんど行かへんし…」
              みたいな発言が多々あり、戦う前から第一志望の大学を遠慮していることでした。
               この生徒たちの何割かは、中学時代に私が直接指導しており、単純に能力に関して大差はないと思っています。
               差があるとすれば、高校入試のシステム(内申書とか9教科バランスよくとか)に対応できたかどうかであって、得意科目で戦える大学入試では決して見劣りすることはありません。「序列」という名前に負けているだけなのです。
               社会に出たら、いたる所に序列は存在し、私自身、特に否定する必要もないと考えています。
               シンプルに言えば、目標に対して努力するのがいちばんで、現在の自分の位置を測るためには、競争相手も必要だということです。そのようなとらえ方を子どもたちに教えていきたいと思います。

              【おかあさん、深呼吸しましょう 第152回】
              シティーメイトH30.12月号掲載
              北神進学教室 TEL 078-951-7772

              大学受験までの継続

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                 高校入学当初に抱いた第一志望の大学に対して、ほとんどの高校生は下げてしまう傾向にあります。
                 例えば、ぜひ神戸大学に…と思いつつ、次のレベルの国公立大や関関同立へと変化していきます。
                 そのような事が頻繁に見られる原因の一つを書いてみます。

                 高校に合格した翌日から大学受験の勉強をスタートされる方はまあおられません。
                 で、あれこれ悩みはじめるまでに2か月ぐらいすぐに過ぎてしまいます。そして、夏あたりに模試の成績を見たら、
                「これはヤバい」となり、担任や家族からも「このままでは…」と言われ志望校をひとつ下げます。ところが中高一貫の生徒さんなどは2か月のブランクなどはないので、先に進んでいます。
                 つまり、能力で負けたのではなく、初動の遅れによる努力の総量で負けただけなのでそのことを理解し、正しい勉強で再スタートすれば、近い将来追いつくことが可能になります。
                 当教室では11月20日より、株式会社学びエイド、受験コンパスと提携し、高校生教室を新設します。能率・効率を最重視します。自習室も完備していますので、図書館が満員でも心配不要です。
                 いつでもお越し、お問い合わせくださいませ。



                【おかあさん、深呼吸しましょう 第151回】
                シティーメイトH30.11月号掲載
                北神進学教室 TEL 078-951-7772

                自立と強制

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                   子どもは自分のやりたいことが見つかったときに、自由にやらせてほしいと願います。
                   自主性とか自立心が芽生えた状態です。
                   同時に、大人から正しい指導、厳しい指導を受けたいとも願います。
                   大人は子どもに対して、早く自立してほしいと願います。反面、いろんなことも強制します。
                  (どちらも重要な考え方です)
                   すなわち、子どもには大人に対して「自立させてほしい」「強制を受け入れます」という2つの考えが共存し、同様に大人も子どもに対して「自立してほしい」「強制的にやらせないと…」と、こちらも共存します。
                   子どもも大人も「自立」と「強制」という相反する考えを受け入れる用意があるということです。
                   問題は、この使い分けが非常にむずかしいことです。
                   この使い分けで成功している人は、となると…
                   例えば学生スポーツの名監督などが該当しますが、そのような指導者でも、その域に到達するまでに何百回も失敗したり、何十年もの歳月を要しています。
                   その解決策として、お母さん側の立場で言えば、子どもに対して「自分の人生は、自分で決めなさい。そのためには今、〇〇○○すべきです」と自立を促しながらも、強制的にやらせる、というのがひとつのシンプルな方法だと思うのです。


                  【おかあさん、深呼吸しましょう 第150回】
                  シティーメイトH30.10月号掲載
                  北神進学教室 TEL 078-951-7772

                  時間だけは平等…ですが

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                     高校入試まで残り半年。受験生のみなさん、お母さん、お父さん、これからさらにイライラ、ヒヤヒヤの日々になります。
                     私自身も「時間だけは平等だから、大切に、有意義に…」と言われ続けました。
                     そこで、今回は少し角度をかえてみたいと思います。
                    「時間だけは平等」ということは、それ以外はけっこう不平等な訳でして。例えば、自分が生まれ育った環境や能力というのは千差万別であって、決して平等ではないですよね。
                     また、現在部活動を引退して、勉強に専念できる状態か、11月まで部活動をやり遂げるか・・
                    ここにも差があります。
                     さて、ここから私が申し上げたいことになります。
                     今までたくさんの生徒さんを見てきたのですが、目標がしっかりあって、毎日が充実している子どもは、たとえ部活などで時間と体力にハンディがあっても「成績は下がらない」ということです。これは気持ちが前を向いているからです。
                     厳しい言い方になりますが、成績が下がる子はそれを言い訳にして勉強から逃げているだけなのです。そして十分な環境の中で、不自由なく育った子に対して、いろんなハンディを克服して目標に到達した子どもが決して見劣りすることはないというのが真実だと思うのです。
                     さらに、自分に与えられたマイナス要素に不満を言うのは簡単ですが、少しまわりを見渡すと、みなさんいろんな荷物を背負ってがんばっていることに気がつきます。それが理解できると、今自分ができること、やるべきことが見えてきて、心が落ち着いてきます。


                    【おかあさん、深呼吸しましょう 第149回】
                    シティーメイトH30.09月号掲載
                    北神進学教室 TEL 078-951-7772

                    父親は「点の教育」、母親は「線の教育」

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                       いろんなバリエーションがあると思いますが、ひとつの家庭での父親、母親と子どもとの関係について書いてみます。
                       父親は仕事中心の生活になるため、子どもとの接点は休日とか、テスト、試合などの行事のときに集中します。したがって、子どもの努力、悩みを理解しようとしながらも、つい、結果だけを見て指導してしまいます。
                      (結果重視の考え方が間違っている訳ではありません)
                      「お父さんは何もわかっていないんだから」と子どもから反撃されたときは黄信号です。
                       母親の場合は、日々お弁当作り、練習着の洗たく、部屋のそうじなどなど、何もしゃべらなくても、子どもとのコミュニケーションは成り立っています。
                      よって、食べ残しとか服のよごれを見て「何かあったのかしら」と情報を得ることができます。(父親には不可能です)
                       ただ、お母さんと子どもとの接点が濃すぎて、ついつい、いろんな心配をしすぎて、ひとこと言いすぎて「お母さんは何もわかっていないんだから」と反撃されることも多々あると思います。一応黄信号ですが、子どもも反抗期なんで、言い返してくるぐらいが健全であり、何も言わなければ何もしないのが普通の子どもの特徴です。
                       このように、父親と母親が子どもを見る角度は微妙に異なっているので「子育て、教育」というテーマではなかなか意見が一致しないものです。むしろ「一致しないのが当たり前」ぐらいのスタンスでいる方が安定すると思うのです。

                      【おかあさん、深呼吸しましょう 第148回】
                      シティーメイトH30.08月号掲載
                      北神進学教室 TEL 078-951-7772
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