まず「知識」。「考える力」は そのあとで十分②

0
     前回も触れましたが、子ども(大人も含まれます)は「知識→経験→知識」という順序で、徐々に「自分で考えていく力」を身に付けます。
     以前から「知育偏重」「詰め込み教育」というフレーズで現状の受験制度を批判する声はありましたが、個人的には「知識がなければ戦えない」という考えに変わりはありません。
     これは学問だけでなく、全ての分野に共通すると思うのです。
     例えば、社会に出てがんばっていても、上司から「お前、そんなことも知らんのか(できないのか)」と叱責されたら、これでアウトになります。
    (実際には何度もこの壁に当たって、一人前になっていきます)
     また「考える力」のサンプル問題を見たのですが、この内容だと、予備校の指導者ならば対策を立てて、答案の仕上げ方を受験生に教えてしまいます。
     そして、本当に「考える力」で合否判断をするのであれば、正解のないような難問を出題して、受験生の思考過程を試せばよいのですが、出題者の想定した答案よりも優れた内容を書く受験生が必ず出てきます。そのとき、採点者は満点を与えるのか、減点するのか、却下するのかわかりません。採点者の資質によって点数が上下します。
     以上の観点からも、大学入試までは「知識(基本)」を軽視して「考える力」(イメージはよいのですが)を全面に出す入試制度には、採点も含めて、かなり無理があると思います。
     一部の突出した生徒を除けば、十八歳ぐらいまでは基礎を徹底的に指導して、大学以降の教育で「考える力」を養えば十分だと思うのです。

    【おかあさん、深呼吸しましょう 第125回】
    シティーメイトH28.09月号掲載
    北神進学教室 TEL 078-951-7772

    Comment

    Trackback

    この記事のトラックバックURL :
    << MGルール1 | TOP | 股関節足首の柔らかさが怪我予防 >>
    SunMonTueWedThuFriSat
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << May 2018 >>
    Recent Entries
    Categories
    Archives
    Recommend
    Profile
    Links
    Other