「考える力」のひとつ前「感じる力」

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     これからの教育において「考える力」が強く求められていることを多くの方がご存知だと思います。以前、このコラムでも、そのためには「知識」が重要であると書きました。
     多くの教育関係者も「考える力を身につけるには…です」と述べられていますが、私自身は今「考える力」のひとつ前段階として「感じる力」が極めて大切になると思うのです。
     すなわち「見る」「聞く」「触れる」など身体の五感を駆使して、いかに自分の頭に記憶したり、感動するかという作業がスタートになると考えます。そして、感じたことを相手に伝えたり、表現するときに蓄積してきた知識の量が決め手となります。
     そのために大人がすべきことですが「うれしい」「楽しい」「涙が出る」といった場面をたくさん経験させて、子どもに表現させることに尽きます。これだけで効果はあります。紙に書かせる必要もありません。どんどんしゃべらせるだけで十分です。そのとき、子どもの脳はフル回転しています。「考える力が稼動している状態」です。面倒くさいかもしれませんが、子どもが一生懸命伝えようとしているときは反論せずに、聞いてあげてください。(お金はほとんどかかりません)
     逆に、子どもが考える努力をおこたっているときは「ボーっと生きてんじゃねーよ!」ってカツを入れてください。

    【おかあさん、深呼吸しましょう 第160回】
    シティーメイト2019.08月号掲載
    北神進学教室 TEL 078-951-7772

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